Windows Server 2019でフォトビューアー

Windows Server 2019にはWindows 10にあるような「Windows フォトビューアー」が既定では使えません。

既定のフォトビューアーは標準では「ペイント」になっており、サーバーマネージャーの「機能の追加」を調べてもフォトビューアーらしきものは見つかりません。

ググってみても「フリーの画像ソフトを入れましょう」みたいな記事もあったりするんですが、実はWindows Server 2019にもフォトビューアーがCドライブに最初から入っていたりします。

これを使える状態にするにはレジストリ操作をすればいいようです。

参考URL:

How To Enable Photo Viewer on Windows Server 2016 or 2019 – Smart Home Pursuits

Step1. DLLをレジストリ登録

regsvr32 “C:\Program Files (x86)\Windows Photo Viewer\PhotoViewer.dll”

Step2. レジストリキーをダウンロードして解凍

MSPhotoViewerRegFiles.zip.zip

Step3. レジストリエディタでインポート

Regedit.exe(レジストリエディタ)を起動し、解凍したレジストリキーファイルのすべてをインポートする

あとは以下のように、フォトビューアーの既定のアプリを「Windows

フォトビューアー」に変更すればOKです。

Windows DefenderがArcserveを破壊

Arcserveでバックアップを取っている顧客のバックアップが突然、停止してしまいました。ログを見ると「復旧ポイントサーバーが使用不能な状態になった」というエラーを吐き出していました。

原因を調べたら、Windows Defenderがバックアップデータの一部をウィルスと誤検知し、バックアップデータの管理に必要なデータファイルが隔離フォルダに移動されてしまっていました。

しかし、隔離フォルダからファイルを元に戻してArcserveを再起動しても状態は回復しませんでした。原因が判明するまで、あーでもない、こーでもないとイジりすぎたのかもしれません。結局、復旧ポイントサーバーのフォルダを作り直してフルバックの取り直しになりました。尚、2次バックアップとして、復旧ポイントサーバーのコピーをNASに定期的に取っていたので焦りはありませんでした。

誤検知の防止策ですが、Windows Defenderの除外設定をして、Arcserveの復旧ポイントサーバーのデータフォルダを検知対象外に指定してやればOKのようです。

Windows Defenderの除外設定は、[設定] – [Windows セキュリティ] – [ウィルスと脅威の防止] – [設定の管理] – [除外] – [除外の追加と削除] です。

除外の設定画面

最初から誤検知されないようであれば楽ですが、仕方ないですね。

Windows Defenderが原因でバックアップが停止していることに気づかず、復旧したいときに復旧できないケースがあると怖いですね。Arcserveを入れたことに満足して、フォローをおろそかにはいけませんね。

ワクチン予約のシステム不備の報道

毎日新聞と朝日新聞が新型コロナのワクチン接種の予約システムに不備があるという報道が出ました。

架空の接種券番号で予約ができるかを検証し、システムの不備を記事にして公開したということでした。

手順を世間に周知したところで、利用者側の対策は何もないわけで、模倣者が出るリスクはあれども誰も利益を得ることはないかと思います。

意図的なデバッグ行為(≒ハッキング)をして、手順を細かく第三者に晒す行為は違和感しか感じないです。

ザルなシステムを構築した政府の後手な対応を非難したかったのかもしれませんが、「不正行為の手順のお知らせ」ではなく、「なぜ、ザルなシステムになったのか」を報道すべきかと。

さらに毎日と朝日に抗議した防衛省を「欠陥を見つけてくれて有難うと感謝すべき」と非難している野党政治家がいましたが、なんだかなぁという感じです。

MPN ActionPack

Microsoft Partners Network の ActionPack に加入しました。Office 365 E3(5ライセンス)、Visual Studio、Windowsの各種OS、SQLServer、Visio、MS Projectが使えて年間で5万円弱です。

デベロッパーの味方ですね。Office 365の単体ランセンス (Business Standard)は速攻で解約しました。

ひとり法人でもこの価格なら十分に経費で賄えます。MSDNのサブスクリプション価格よりも圧倒的に安いですからね。

もっと早く知っていればよかった。

なお、Office 365 E3に変更するとき、Outlookで使っていたメールデータはそのまま引き継げます。

Microsoft 365 管理センターに登録されているユーザーはそのままで、紐付けるOfficeライセンスの種別が切り替わるだけです。

Trelloでガントチャート

先日からWrikeを試していましたが、Wrikeにはいくつかのエディションがあり、私が使いたい機能としては、

  • ガントチャートが使いやすいこと
  • サブプロジェクト、サブタスクが簡単に作れること
  • カスタムフィールドが使えること
  • タイムトラッキングが使えること
  • 計画と実績の両方の作業時間が集計できること

の4つなんですが、これを満たすにはBusiness版が必要でした。

しかし、これが一人で使うには高い!

最低でも年間15万円ぐらいかかります。

理由は5ライセンスからの課金になるからです。

アドオンとかの追加の設定も不要で、使いたい機能は全てそろっているんですけどねぇ。

そこで、安く済みそうなTrelloを試してみました。

TrelloとElegant Pro版というガントチャートのアドオンを組み合わせてやってみました。ElegantはTrelloのアドオンで、フリー版とPro版があります。フリー版だとマイルストーンやEnd-To-Startなどの制約、Excel出力などが使えなくて、ただのお絵かきツールになってしまいます。なので、Pro版を使ってみました。

ElegantのPro版は年間$60と大した金額ではないので、トライアルしてみて、こんな感じの画面が出来上がりました。見た目は割といい感じなんですが、問題点がたくさん見えてきました。

  • ガントチャートに表示できるサブタスクは1階層だけ
  • タスクの期間は日単位のみで、時間単位が設定できない
  • Excel出力してもタスク期間の列がなく、合計作業見積時間を集計できない
  • 作業実績時間を記録できないので別管理になってしまう
  • Elegantの開始日・終了日がTrelloのカードの開始日・終了日と連動していない!

とまあ、Elegantが使えなさすぎでした。

しかも、操作ミスしてElegantのPro版に課金してしまったし・・・。

最悪です。

他に良いツールがあれば教えてほしいですが、もうガントチャートはあきらめるかな。

CitrixがWrikeを買収

Citrixがプロジェクト管理ツールのWrikeを19日に買収したそうです。(ZDNet Japanの記事より)

Citrixといえば XenServerとVirtualApps(旧:MetaFrame)ですが、今はVirtualApps や XenDesktop が好調みたいで、リモートワーク特需といったところでしょうか。

そこへ来て、リモートワークに強力な味方になるクラウドタイプのプロジェクト管理ツールというサブスクにも手を出してきました。

CitrixはXenServerなどの製品が他社にシェアを奪われても、ネットワーク機器の会社を買収してNetscalarを出したりするなど、昔から常に変化しながら成長しているイメージがあります。(私の勝手なイメージですが)

しかし、いままではOSやネットワーク、アプリケーションにおける基盤部分のエンタープライズ向け製品が主力だったので、純粋なクラウドアプリであるWrikeの買収は少し意外な感じです。

Wrikeは少し高価格帯の製品なので、企業イメージも損なわないという判断もあるかもしれません。

今後もCitrixはどう変化していくんでしょうか。

私も顧客のCirix Hypervisor (旧:XenServer) をHyper-Vに変更していただく予定があります。いろいろな理由がありますが、例えばバックアップツールなんかは VMWare と Hyper-V 以外はNutanixをサポートするぐらいで、Citrixは全く相手にされていないんですよ。XenServerとは10年以上もの長い付き合いでしたが、もう限界ですね。こちらも変わっていかなければ。

タスク管理ツール

タスク管理ツールにRedmineを使っていたのですが、どうも使いづらくて馴染めませんでした。カスタマイズできるので使い込めば便利なんでしょうけど、そこにマンパワーを費やすだけの時間がありません。

一人で使うにはRedmineを使うメリットは見出せませんでした。

今のところ、

ざっくりとしたタスク管理は「MeisterTask」。

サブプロジェクトも作れるタスク管理は「wrike」。

と、分けて使っていますが、本当はどちらか一方で十分なのかもしれません。両方使ってみて様子を見ているところです。

両方とも有償ですが、両方とも直感的に使えるところがとてもいいです。時間のない一人法人にはヘルプなしで直感的に使えることはとても大事です。

MeisterTaskはとにかく見やすいので、かんばん機能で済むものであればこちらを使っています。スマホアプリも見やすいですし。Office365との連携機能もあるので、Outlookからも閲覧できるようにしています。

作業の時間計測もMeisterTaskでできますので、短日で済む作業ならこちらでも構わないかと思います。

MeisterTaskのダッシュボード

しかし、MeisterTaskはサブプロジェクトが必要なケースが苦手です。開発業務など、長いステップをあらかじめ計画しなければならないようなケースではwrikeを使います。

wrikeは生産管理のような本格的な業務にも使えそうなガントチャートを備えています。wrikeの本格的なガントチャート画面のデザインがお気に入りです。Redmineは無料でしたが、なにもしなくても欲しい機能がそろっているのでとっても楽です。

Trelloも本当は使ってみたいんですけどね。

とりあえずは、このMeisterTaskとwrikeの両方をしばらくは使う感じです。

Citrix Hypervisor 8.2とWindow Server 2008R2について

昨年の夏にCitrix Hypervisorの最新版が8.1から8.2になりましたが、Windows7, Windows Server 2008R2がサポートから外れていることに気が付きました。

Windows7やWindows Server 2008R2をゲストVMとして、まだまだ現役で使っている企業は多いかと思いますが、うっかり8.2にバージョンアップすると起動しなくなる可能性があります。

要注意です。

Microsoftのサポートはとっくの昔に切れていますが、使っているソフトウェアの関係でWindows Server 2008R2をゲストVMとして使っている場合、代替え案を早めに検討しないと首が回らなくなる可能性があります。

例えば、ゲストOSを追加するために最新のHypervisorを導入する必要性が出たとしても、これらの古いゲストVMが足かせになるかもしれません。

古いシステムが社内で中核を担っていると身動きができなくなり、セキュリティの問題だけにとどまらず、業務そのものの継続に支障が出るかもしれません。そうなると、かなり大きな問題になってきます。

AzureやVMWareでは Windows Server 2008R2 はまだ動作対象OSから外れる様子はないので、Citrixはちょっとタイミングが早い気がします。どういう戦略なんでしょうか。

モデムダイヤルイン

自宅兼オフィスの電話にひかり電話を使っているのですが、このたび、FAX番号を追加することになりました。

となると、電話番号は、

  • 自宅用TEL
  • 仕事用TEL
  • 仕事用FAX(新設)

の3つの番号が必要になります。しかし、家庭用ひかり電話は2チャンネルしかないので、そのままでは3つの番号を扱えません。

VoIPアダプタもTEL1とTEL2の2つのポートしかありません。

3つの番号を鳴り分けするには、ひかり電話のオフィスタイプに切り替える必要がありますが、基本通話料も3倍ぐらいになるし、工事費も何万円かかかるようです。

でも、「モデムダイヤルイン」というサービスに申し込めばひかり電話の契約を家庭用のままにすることができます。

手順は以下の通りです。

  • 116に電話して電話番号を追加してもらい、モデムダイヤルインサービスも同時に申し込みます。
  • 翌日までにNTTから新番号と工事日の連絡があります。
  • 工事日までにモデムダイヤルインに対応したFAXを購入して配線しておきます。
  • 工事日当日の朝8時すぎには新しい番号が有効になります。
  • ブラウザを使ってVoIPアダプタの管理画面にログインします。
  • 「トップページ > 電話設定 > 内線設定」のメニューに進み、TEL2に仕事用TELと仕事用FAXを同時に使う設定を入れます。

追加した番号は工事日以降にVoIPアダプタで勝手に認識していました。

デメリットは

  • 仕事用TELの通話中にFAX受発信できない(TEL2を共用設定ため)
  • FAX発信番号が仕事用TELの番号になってしまう

の2点です。私の場合はこれを許容し、コストを優先することにしました。

コストはほとんどかかりません。局側の工事費(忘れましたが数千円もしなかったような)だけです。月額電話料金もほとんど変わりません。VoIPアダプタを自分でいじれる人なら導入も簡単です。

注意点はモデムダイヤルインに対応したFAXを購入することです。

本当はモデムダイヤルインに対応したFAX複合機プリンタを購入したかったんですが、家庭用やスモールオフィス用の価格帯ではモデムダイヤルインに対応したプリンタはどのメーカーでも売られていませんでした。

仕方ないので複合機プリンタはあきらめ、FAX電話機を買うことにしました。パナソニックの「KX-PZ910」です。「おたっくす」の名前で売っているやつです。

2万円台後半で売られています。携帯電話に着信通話を通話無料でIP転送することもできるので、お出かけの際に便利ですね。ボイスワープをNTTに申し込む必要がありません。

ZXingでバーコードアプリ – 公開

Google Play Consoleからアプリを公開しました。製品版にリリースして、審査の状態からリリースの状態まで4時間ぐらいかかったでしょうか。

バーコードアプリは腐るほど世の中に出ているので、検索の上位に食い込むのはかなり難しそうです。

ということで、ここにリンクを貼っておきますので、興味があればダウンロードしてみてください。Android版のみになりますが、勉強のつもりで作ったので無料で広告もなしで、Android11に対応しています。よろしくお願いいたします。

Google Play で手に入れよう

バグなど、気づいたことがあれば、Google Playでコメントするか、ここに書いてもらえるとうれしいです。

【公開して思ったこと】

どのバーコードアプリも、似たり寄ったりなんですよね。その中で、マルチバーコードスキャンに対応しているアプリはかなり少ないことに気が付きました。

マルチバーコードスキャンとは、2つのバーコードを同時に読み込める機能です。そして、ZXingも機能として持っています。実は、実装前の調査でマルチバーコードスキャンのプログラムはテストしたことがあって、動作がどうしてももっさりしたので、仕様から外したんですよね。

でも、広告のチラシとか見ると、2つのQRコードを並べて掲載していることがとても多いのです。FacebookとLINEのコードを並べたりとか。そして、LINEのQRコードが欲しいのにFacebookを読み込んじゃったりするんです。そんなときは片方を指で隠してスキャンするんですが、指の影でうまく読み込めなかったりするんで、そんなときはマルチバーコードスキャンで2つとも読み込んじゃった方がいいのかもしれません。

実装はそんなに難しくないので、近日、着手してみようかと思います。

あと、Google Playの検索上位に入るにはどうしたらいいのか、少し、興味がわいてきました。どうするんでしょうか? これも調べてみます。