モデムダイヤルイン

自宅兼オフィスの電話にひかり電話を使っているのですが、このたび、FAX番号を追加することになりました。

となると、電話番号は、

  • 自宅用TEL
  • 仕事用TEL
  • 仕事用FAX(新設)

の3つの番号が必要になります。しかし、家庭用ひかり電話は2チャンネルしかないので、そのままでは3つの番号を扱えません。

VoIPアダプタもTEL1とTEL2の2つのポートしかありません。

3つの番号を鳴り分けするには、ひかり電話のオフィスタイプに切り替える必要がありますが、基本通話料も3倍ぐらいになるし、工事費も何万円かかかるようです。

でも、「モデムダイヤルイン」というサービスに申し込めばひかり電話の契約を家庭用のままにすることができます。

手順は以下の通りです。

  • 116に電話して電話番号を追加してもらい、モデムダイヤルインサービスも同時に申し込みます。
  • 翌日までにNTTから新番号と工事日の連絡があります。
  • 工事日までにモデムダイヤルインに対応したFAXを購入して配線しておきます。
  • 工事日当日の朝8時すぎには新しい番号が有効になります。
  • ブラウザを使ってVoIPアダプタの管理画面にログインします。
  • 「トップページ > 電話設定 > 内線設定」のメニューに進み、TEL2に仕事用TELと仕事用FAXを同時に使う設定を入れます。

追加した番号は工事日以降にVoIPアダプタで勝手に認識していました。

デメリットは

  • 仕事用TELの通話中にFAX受発信できない(TEL2を共用設定ため)
  • FAX発信番号が仕事用TELの番号になってしまう

の2点です。私の場合はこれを許容し、コストを優先することにしました。

コストはほとんどかかりません。局側の工事費(忘れましたが数千円もしなかったような)だけです。月額電話料金もほとんど変わりません。VoIPアダプタを自分でいじれる人なら導入も簡単です。

注意点はモデムダイヤルインに対応したFAXを購入することです。

本当はモデムダイヤルインに対応したFAX複合機プリンタを購入したかったんですが、家庭用やスモールオフィス用の価格帯ではモデムダイヤルインに対応したプリンタはどのメーカーでも売られていませんでした。

仕方ないので複合機プリンタはあきらめ、FAX電話機を買うことにしました。パナソニックの「KX-PZ910」です。「おたっくす」の名前で売っているやつです。

2万円台後半で売られています。携帯電話に着信通話を通話無料でIP転送することもできるので、お出かけの際に便利ですね。ボイスワープをNTTに申し込む必要がありません。