RTX1300入荷

RTX1300が入荷したので電源を入れてみました。

10GのサポートはSFP+ポートのみで、10GBase-Tのポートは1つもありませんでした。実売が14~15万円ぐらいということで、思ったよりも安い理由はこのあたりにあるんでしょうか。

LAN1の8ポートはすべて1000Base-Tのポートです。2つのSFP+ポートはLAN2とLAN3の排他利用ということを考慮すると、やはりLAN1に10GBase-Tを1つぐらいは欲しかったですね~。このあたりは残念。次のモデルでは2.5Gbps, 5Gbpsにも対応したマルチギガ対応10GBase-TポートをLAN1に1ポートぐらいは作って欲しいです。

SFP+は手持ちでFS.COMのモジュールがあったので挿してみました。NETGEARのAXM765互換品モジュール(30m用) です。ネット直販で1万5千円ぐらいだったかな。

LAN2に挿してみた。

そんでもって、早速、TELNETで確認。リビジョンは以下の通り。

LAN2のステータス確認してみたら、10GBASE-Rとの表示。見た目は問題はなさそうです。ポート番号はPORT9の表示ですね。

10GBase-Tのインターフェイスを持つファイルサーバーと10Gbpsで問題なく通信できました。今回はSFP+モジュールがNETGEARの互換品しか手持ちになかったのですが、汎用タイプのものを使った方が安心かも。

このRTX1300はマルチギガに対応しているらしいですが、マルチ(10Gbps, 5Gbps, 2.5Gbps, 1Gbps)に対応するSFP+モジュールって非常に少ないです。テストで使った10GBase-TのSFP+モジュールもCat5eケーブルで接続すると5Gbpsではなく1GBpsで接続されてしまいます。

マルチギガに対応するSFP+モジュールをヤマハさんはリリースする気はないんですかねぇ? SFP+モジュールがオプションで発売されていないようですし、SFP+モジュールのコンパチリストが欲しいですね。

マルチギガ対応ルーターといいつつも実質は10Gインターフェイスを持つスイッチと10Gbpsで通信させ、スイッチ側でマルチギガに対応するモデルを選択することになるのでしょう。

あと、光回線も10Gタイプに契約を切り替えないとこのルーターを買う意味はあまりないのですが、弊社はまだNTTもAuも10G回線のエリア対象外なんですよね・・・。

10G対応VPNルーター RTX1300

2022年の秋にYAMAHAから10GbE対応のVPNルーターが発売されるらしい。

10G対応のVPNルーターの選択肢が増えることはいいことですね。YAMAHAでは初の10G対応VPNルーターです。詳細は不明ですが、LAN3の1個だけ10Gというのはやめてほしいですね。できればLAN1も4ポートぐらいを、しかもマルチギガ対応で作ってほしい。マルチじゃないと2.5Gのポートと接続すると2.5Gではなく1Gでリンクされてしまうので。欲を言えばPoE給電ポートも1、2個ぐらいは欲しい。

しかし、Auひかり10Gとかコミュファ10GのようにWAN環境も10Gのサービスが出てきているので、中小企業向けのVPNルーターとしては大きな選択肢になるのではないでしょうか。

あと、型番の名前が少し気になります。

大昔(2004年)にRTX1500という機種が初代のRTX1000の次ぐらいにリリースされています。このままRTX1300、RTX1400と型番が上がっていったら、そのあとの型番はどうなるのでしょう? RTX1600になるのかな? 余計なお世話か。

RTX1500はショートパケットの処理が当時としては秀逸でした。FTP転送などで威力を発揮して、重宝したものです。Dynamic Traffic Controlが登場したのもこの機種ぐらいからだったでしょうか。実売価格も15万円前後だったと記憶しています。企業の支店用としてはちょっと高価なルーターでしたね。

RTX1500の定価が198,000円だったのですが、RTX1300は価格はいくらで発売されるのでしょうか? 構成次第でしょうけど、20万円を切ってくれると支店用としても提案しやすいですね。