Aruba Instant On のポータルの構造
Aruba Instant On のポータルの構造について簡単に概念を書きたいと思います。
(1)ポータルの構造
Aruba On ポータルにて管理者のログインアカウントを作成し、アクセスポイントを登録する際、ポータルからサイトおよびネットワークの作成を促されます。
ここで、ポータルにおける「サイト」および「ネットワーク」の意味を理解する必要があります。これらの関係は以下の図のようになります。
アクセスポイントは「デバイス」、SSIDは「ネットワーク」として定義され、「サイト」という入れ物の中で管理されます。サイトに紐付くネットワーク設定のすべてが共通の設定として扱われ、サイトに所属するすべてのデバイスに一括適用されます。
例えば、上図のSSID = a01のネットワークパスワードをポータルで変更すると、 クラウドを通じてサイトAに属するすべてのデバイスに変更が一括で配信されます。とても便利ですね。
(2)1つのアカウントで150個までのサイトの管理が可能
管理者は150個までサイトを追加することができます。(2020年2月時点)しかも、サイトごとに異なる管理者を招待して管理者を追加することもできます。これにより、
- 一括設定の対象を支店ごとに分けることができる
- 保守サービスを行う事業者が1つのアカウントで複数の顧客を一括管理できる
といったことが実現できます!
これらの管理機能がスマホアプリ版とPCブラウザ版の両方で用意されています。
これでポータルのサブスクリプション費用が0円というのはとても画期的であると思います。
ポータルで設定できる内容とかについては次回。